具体的なビジネス活用事例7選

すでに実用化されている活用事例7つを見ていきましょう。

①「IBMワトソン」によるコールセンター爆速化

日本のメガバンク全てのコールセンターには、IBMの人工知能Watsonが導入済です。各行で『オペレーターのサポートシステム』として活用されています。オペレーターの会話を解析し、確認事項と質問に対する答えを表示することで、顧客対応時間が約20%減。顧客満足度のアップとオペレーター不足の同時解消を達成しました。

②秒間2,000回の「人工知能×株式」高頻度取引

日本で非常に拡大している、人工知能を使った勝率100%の高頻度取引。米国市場と英国市場において「同銘柄の金額差」や「システム処理の時間差」を利用した取引を超高速で行い、少額の利益を積み上げていく仕組みです。1秒間に約2,000回の取引も可能で、システムが正常作動なら勝率100%になっています。実際には、プログラムの誤作動や設定ミスなどで大損をすることもあります。トライ&エラーを繰り返せば100%とまではいかなくてもかなりの高確率で利益を出すことができるようになるかもしれません。

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Credit:http://www.photo-ac.com/

③クレジットカードの不正使用検知人工知能

これまで、クレジットカードの不正使用被害は年間100億円超でしたが、ここ数年は不正使用検知人工知能によって、被害額は平成27年で85.3億円と下降気味です。人工知能がクレジットカードの使用を常時モニタリングし、会員の利用パターンを把握しているからです。パターンから大きくズレる行動や蓄積した不正使用時のパターンを照合。合致すると、カード会社から会員に連絡が入るようになっています。このモニタリング解析は自動学習することで精度が高くなり、将来は被害がかなり減るのではと期待されています。

 

 

④1000分の1秒のアドテクノロジー

これまでは、「広告枠を購入し広告を設置してから、ユーザーが広告を視認するする」という順番だったものが、1000分の1秒でアドテクノロジーが最適化できるようになり、「ユーザーが広告枠を視認してから入札がされ広告が表示される」と真逆になりました。アドテクノロジーは広告の概念を180度変えました。広告の「枠」を見た瞬間、ユーザー属性や興味領域、流入経路を分析し、それぞれの情報の掛け合わせごとに入札された広告を表示。人工知能は高速処理により最適な広告配信を可能にしました。

 

⑤一番身近なお掃除ロボット

最も身近に普及した人工知能の応用製品といわれるのが、お掃除ロボットの「ルンバ」です。MIT(マサチューセッツ工科大学)博士の基本設計である「ルンバ」は、センサーが作動・察知して障害物を避けて掃除をする他、部屋の形状や家具の配置などを地図データとして作成。同じ場所を通らず、無駄の少ない効率よい掃除法を“考える”ことができます。また、「ルンバ」自身が充電器(ホームベース)の位置を探して充電しますから、手間なしで掃除を終えることができるのです。

 

 

⑥重大疾病の早期発見へ

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Credit:http://www.photo-ac.com/

医療の現場でディープラーニング技術を活用し、病気を発見できるサービスも生まれています。今まで、ガン腫瘍の特性を医師が判断をするために長い時間が必要でしたが、ディープラーニング技術によるコンピュータが創り出したアルゴリズムで、1枚のCTスキャンからでも、大量にある匿名医療画像デーベースの中から病気を特定できることになりました。

具体例は、米サンフランシスコ発のEnlitic社。CTスキャンやMRI、顕微鏡写真、レントゲン写真などあらゆる画像をディープラーニングに読み込ませ、解析結果と遺伝子情報とを組み合わせることでガンの悪性腫瘍を的確に発見できるシステムを開発しました。これで、短時間のうちに医師よりも精度が高い診断が可能になったのです。

⑦より早く、より正確な購入体験

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Amazonでは、倉庫や集配センターの管理者が仕事の一部をロボット「Kiva」へバトンタッチ。商品の選択と運搬を「Kiva」に任せることで、配置された作業員の無駄な動きが必要なくなり、注文の処理も速くなっています。これは出荷元から商品の到着までの時間短縮、ひいては早く正確にお客様へ商品が届くことにもつながるのです。

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