シンギュラリティ(技術的特異点)とは

人類が誕生してからこれまで、暮らしに大きな変化をもたらす出来事が幾つかありました。

 

まずは農業革命。

 

約1万年前にもたらされた食料を作るという発想で人々は1つの場所に定住することになり、団体で助け合って生活をする集落ができあがりました。

 

次に産業革命。

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約250年前にイギリスで起こった、手工業生産に代わる機械工業生産の発達と輸送を抜本的に変える蒸気機関車の登場、さらには石炭を使用した新エネルギーの登場で、生活のレベルは一気に上がり、世界中で都市が発達していきました。

これらを上回り人類の生活を根本的に変えると言われている革命が人工知能がもたらす情報革命であり、2045年のシンギュラリティ(技術的特異点)です。

インテルの共同創業者であるゴードン・ムーアは“コンピュータの性能は、18~24ヵ月ごとに倍になる”という法則を提唱しました。シンギュラリティ(技術的特異点)はこの「ムーアの法則」が基になっています。

これまでのコンピュータ性能が倍倍で成長し2045年、コンピュータ技術や生命科学を合わせた驚異的な進歩や発展が指数関数的に起こります。人類が経験したことのない、人工知能の世界の幕開けが予想されます。

 

約250年前の産業革命で成功を収めた国がそのまま先進国となり、そうでなかった国は発展途上国としての位置づけが今も続いています。

これと同じように来る2045年を前に、人工知能の分野で主導権を取るため、世界各国が国策として人工知能に力を入れています。
2045年以降、人工知能の差が国力を左右する時代が訪れるかもしれません。

 

現在、国内総生産GDPで日本を抜いて世界2位の中国ですが、約250年前に誰が想像したでしょうか。

あと30年弱の間にやって来るであろう、人工知能の世界。
技術や環境の変化に私達自信も適応していく必要があるでしょう。

 

プレシンギュラリティの影響

シンギュラリティが訪れるまでの道のりをプレシンギュラリティと呼びます。2045年×月×日を境に人工知能が突如覚醒するのではなく、それまでに遺伝子やナノテクノロジーなど複数の分野において、総合的な進展や発展が予想されます。

プレシンギュラリティとは変わりゆく未来への過程を指しています。
今後予測される未来について考えてみましょう。2020年代、特定の分野において人と肩を並べる、あるいはそれ以上の知能を持った人工知能、いわゆる特化型人工知能の一般化が予想されます。自動運転や単純作業などロボットに置き換わる仕事が幾つか出てくるでしょう。
ただ、この時点でも人間の知能と同等な人工知能いわゆる汎用人工知能の完成にはまだまだ時間がかかると予想されます。
確かに人工知能は今、チェスや将棋、囲碁まで人間を超えて、自動運転のレベルまで進出しています。しかし、この技術から人間の知識レベルと同等の汎用人工知能の完成までは想像を超える高いハードルが存在します。

さらに、2030年代。ナノテクノロジーの集結によるナノロボットが大活躍する時代になると予想されています。DNA編集で多くの病気の治療法が見つかったり、薬や医療器具の進歩によって治療がより簡単になるなど、医療面での発展が大きく期待されています。

 

そして、2045年。人間と同等もしくはそれ以上の知識を得た人工知能の誕生が予想されます。今を生きる人類にとって、これから起こるプレシンギュラリティの過程は産業革命のさなか、初めて蒸気機関車を見た人の感動と同じかもしれません。

 

強いシンギュラリティと弱いシンギュラリティ

シンギュラリティは人類や世界にどのような影響をもたらすのでしょうか。
これらを完全に予測することは人工知能を使っても無理でしょう。

現時点ので予測は「強いシンギュラリティ」と「弱いシンギュラリティ」の2つに分かれています。

強いシンギュラリティは人工知能が超知能として自ら発展し、人間を淘汰してしまうという考えです。人工知能は人間にとって「最期の発明」と呼ばれ、人工知能が次世代の進化を繰り返す中、人間は置き去りにされてしまいます。

弱いシンギュラリティは人間と人工知能が合体し、文字通り共存していくという考えです。つまり、人工知能と人間が互いに弱い部分を補填しあうことでより良い生命体に進化していきます。

実際に2045年を迎えてみないと結論は出てこないのですが、明るい世界になる未来を期待したいです。
人工知能やロボットが悪用されることなく、人類と共存共栄することができれば、義務的労働からの解放や環境問題の解消など、よりよい世界の方向も見えてくるでしょう。

 

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