「人工知能」という言葉がテレビや新聞などのメディアで頻繁に取り上げられる様になったのは、ここ最近のことです。

ただ、私達の身近には以前から人工知能を導入した技術はありました。意外と知られていない、人工知能の活用例をご紹介します。

  • AppleのSiriやNTTドコモのしゃべってコンシェルなど,スマートフォンの音声対話
  • Google検索
  • IBMのワトソン
  • Android OSのカレンダー機能(スケジュール管理・秘書機能)
  • 自動運転車
  • お掃除ロボット「ルンバ」
  • ソフトバンクのロボット「Pepper」

いかがでしょうか?

ソフトバンクの「Pepper」などは人工知能として広く認知されておりますが、今では当たり前に利用されているGoogleの検索システムにも実は人工知能が利用されています。

両者は共に人工知能と呼ばれますが、分野としては2つに分類することができます。

 
人間同等もしくは人間以上の知能を身につけようとする分野を「汎用人工知能(AGI)」と呼びます。

 

また、Google検索エンジンの様に最適な検索結果を表示するという特定の技術に特化した人工知能の分野を「特化型人工知能」と呼びます。

 

汎用人工知能(Artificial General Intelligence)

汎用人工知能は日常のあらゆる場面において人間同様もしくは人間に危害を加えないような対応ができる人工知能を表します。

“あらゆる場面”というように、限られたことを実行するわけではありませんから、先述した「Pepper」は汎用人工知能という分野で考えると現段階では未完成と言えます。

汎用人工知能の分野は完成に向けての盛んに研究が行われていますが、実現には時間がかかりそうです。

汎用人工知能が完成するとシンギュラリティーと呼ばれるあらゆる分野での目覚ましい進化が起こると想定されています。

 

また、汎用人工知能が自我を持った時、人間が設定したプログラムで管理することができるのか、という疑問は当然問題として出てきます。

このように汎用人工知能の完成は人間の生活を一変するような出来事であり、技術面だけでなく倫理的な観点からも完成には時間が必要であると考えられています。

 

特化型人工知能(Narrow AI)

今、世界に出回っている人工知能やここ数年のうちに製品化される人工知能の多くは特化型人工知能の分野に入るでしょう。

特定の分野において問題解決やタスク処理を過去の命令やデータから独自で行うことができる人工知能です。

 

一般的な例として

  • 将棋・チェス・囲碁などのゲーム
  • 自動運転システム
  • 病気などの症状に対する回答

などが上げられます。

昨今の特化型人工知能の発展の裏にはディープラーニングという技術が欠かせません。

囲碁の世界チャンピオンを倒したGoogleの人工知能「AlphaGo」にもこの技術が使われています。